これは、私の友達が、当時、高校教材のセールスをしていて、営業の
世界では有名だと言うことで教えてくれました。
今でも、この話が私の人生の糧として心の中に深く残っている内容で
すので、ご紹介したいと思います。
昔、それぞれ違う靴屋のセールスマン二人がアフリカに同時期に靴を
売りに行きました。
しかし、そこで見た光景に、二人共、唖然(あぜん)としたのです。
なぜなら、そこにいた人達は、誰もが靴を履(は)く習慣がなく裸足
で歩いていたからです。
例えば、仮にあなたが靴屋のセールスマンだとしたら、この場面で一
体どう感じ、どう行動するでしょうか?
この二人の場合は、それぞれ違う行動をとりました。
A社のセールスマンは・・・
「誰も靴を履いていないので靴を履く習慣がないのです。これでは靴
は売れません。」と会社に報告して帰国します。
一方B社のセールスマンは・・・
「凄いです!!誰も靴を履いてないのです!これは物凄い市場です!」
と興奮し、会社に報告しました。
するとB社は、数名のセールスマンを派遣し、靴を多量にアフリカに
送ったそうです。
結果、靴を独占販売し、たくさん売れたというお話です。
さて、あなたはこの話を聞いて、どう感じられましたか?
人生を生きていく上で、とても教訓になる話だと思いませんか?
この話のポイントは、アフリカの光景を見た二人が唖然としたのは同
じです。
しかし、頭の中では、それぞれ全く正反対のことを考えていたのです。
物事の捉え方は人それぞれです。
A社のセールスマンは否定的に捉え、B社のセールスマンは肯定的に捉
えました。
物事を肯定的に捉えることが出来ないと、チャンスを逃すだけではな
く、何も成し遂げられなくなってしまいます。
なぜなら、否定的な感情に捕われていると、当然やる気も出ないし、
何より成し遂げる為の行動を取ることが出来なくなるからです。
では、このお話の考え方を日常にどう活かすかを考えてみましょう。
例えば、自転車でもバイクでも、自動車でも、あなたが一番乗り慣れ
たものを想像してみて下さい。
そして、待ち合わせの約束した時間にギリギリで焦っていたとします。
そんな時、ちょっとした不注意で、電信柱に当たってしまい、怪我は
なかったのですが、乗り物はかなりのダメージを受け、修理に出さな
ければ走らない状況です。
起こった出来事は、誰しもが運が悪かった、不幸なことだと解釈する
でしょう。
その時に、イライラしたり、怒りを誰かにぶつけたりするかも知れま
せん。
待ち合わせの場所に遅れるのが気になって仕方がないのですから、尚
更仕方のないことでしょう。
さて、あなたなら、こんな時、どの様に受け止め、どの様に対応する
のでしょうか?
これは、靴売りのお話で言うとA社のセールスマンと同じ思考になっ
ているのです。
そこで、B社のセールスマンの思考では、単独事故で良かった。人に
迷惑を掛けずに、乗り物だけが壊れたのは、不幸中の幸いだ!
等と受け取り方をプラスに解釈した方が良いことが分かります。
実際に、直面すれば、冷静に判断出来なくなるものですが・・・
この様に、最悪な事態にならずに済んだのは、本当にラッキーなこと
だと思うことです。
人にケガをさせてしまっていれば、もっと大変なことになっていたか
らです。
つまり、最悪な事態は免れた訳ですから、逆にラッキーだと思うこと
が大切です。
Bさんの様に、靴を誰もが履いていないのですから、全員に売れる!
と受け止めた様に、最悪だと思ったら、もう一度色々な事態を想定し、
今が一番軽傷で済んだのだと受け止めましょう。
あなたが夢を叶え理想の人生を手に入れる為には、目の前の出来事を、
どう捉えるかで、その後の成果は大きく変わってきます。
あなたが靴屋のA社のセールスマンになるか? それともB社のセール
スマンになるかは、あなたの捉え方次第なのです。
是非、あなたにはB社のセールスマンの様に肯定的に物事を捉え、継続
して頑張って欲しいと思います。
(osamu語録)
同じ出来事でも、捉え方次第!
否定的に捉えて可能性を閉ざすか、
肯定的に捉えて可能性を見出すか!
夢を叶えたいなら肯定的に捉える!