あなたは小さい頃、ジャンケンは、後出しすると責められたり、ズルイ
ことだと、やり直しになったことがあるのではないでしょうか?
勿論、大人になっても、このルールは変わらず、後出しはタブーで無効
になることが当たり前です。
しかし、このジャンケンを人生やビジネスに置き換えると、必ずしもそ
うではないようです。
えっ?? なんて声が聞こえて来そうですが・・・
例えば、ご家庭の電子レンジ、洗濯機、テレビ、パソコンと至る所で同
じような形だったり機能だったり、どれを選べば良いのかさえわからな
いぐらい形状、規格が似ています。
又、一歩外に出ると自動車、バイク、自転車など・・・
どれを見ても似ていることに気づきませんか?
勿論、規格を定めているものもありますが、ほとんどが競合している他
社製品を研究し、分解したり、分析したりしてより優れた商品開発の目
安に使われていることが普通に行われています。
これは食品関係でも全く同じで類似商品はたくさん存在しています。
ただ、どれも一番最初に考え、作って販売した企業があり、その後から
続々と同じような商品が他社から、それ以上の機能やデザインを兼ね備
えて登場しているのです。
悪い言い方になってしまいますが、一番最初の製品や商品を競合他社が
経費で購入し、真似たり盗んだりして参考にしている事実は否定出来ま
せん。
これがまさに、人生は後出しジャンケンと言うことになります。
人生では模範となる人が居たり、商品では参考になる物があったりと後
出しから学ぶことの方が多いものです。
ここでお伝えしたいことは、あなたの模範となる人から学んだり、商品
を参考にしたりしながら、プラスαの工夫や知恵を盛り込んで欲しいと
思います。
さて、今度は、「人と人」にフォーカスしたいと思います。
先ほどの後だしジャンケンとは違い、混乱をするかも知れませんが、人
生と言う大きなくくりでとらえた場合です。
一方、「人と人とは、先出しジャンケン!」とは、人に話しかけること
だったり、挨拶することだったり、発言や意見も先出しジャンケンする
ことです。
人と人とは、やはりコミュニケーションが一番大切になります。
まずは、自分から積極的に行動に移るのが良いと思います。
それが、先出しジャンケンと言うことです。
とは言っても、案外、勇気がいることなのかも知れません。
誰もが、人からは好かれる存在になりたいと思っているものです。
その為には、人に好かれたいなら、先に人を好きになることです。
つまり、あなたが先に好きにならないと、相手はあなたのことを好きに
なってくれないと言うことです。
「優しくしてくれるんだったら、こっちも優しくしよう!」
「先に謝ってくれたら、こっちも謝ってもいいよ!」
「仲良くしてくれるのなら、こっちも仲良くしよう!」
この様に、後出しジャンケン的な人間関係では素敵な展開は生まれませ
ん。
そこで、人と人とは先出しジャンケンなのです。
「自分から先に優しくしよう!」
「自分から先に素直に謝ろう!」
「自分から先に仲良くなろう!」
「自分から先に好きになろう!」
「自分から笑顔であいさつしよう!」
「自分から、みんなのコーヒーを入れてあげよう!」
これが人間関係において、人に好かれ信頼されることなのです。
お勤めの方なら、社長が出社する頃にお茶をお出しするとか、周りで何
となく困っている人がいたら率先して助けに行くとか、コミュニケーシ
ョンを取る時にも先に話しかけるとか色々とあると思います。
この「先出しジャンケン」は人間関係を円滑にする為にもおすすめです。
是非、あなたも、人と人とは先出しジャンケンを意識して、今日から少
しでも出来ることからはじめてみましょう!
(osamu語録)
人と人とは先出しジャンケン!
先に笑顔であいさつしよう!
先に相手を好きになろう!
誰からも好かれる存在になる!