幸せになる気づき

人生にも守・破・離を取り入れよう!

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日本での茶道、武道、芸術等に『守・破・離』と言う言葉があります。

それを人生に置き換えてみると、非常に役に立ちますし、これが私の
基礎になっています。

では、『守・破・離』とはどんな意味があるのでしょうか?

ちょっと調べてみますと・・・

まず、師匠に言われたこと!型を守るところから修行が始まります。

つまり、師匠と弟子の関係が存在し、修行に励む順序を表す言葉にな
ります。

そして、その型を自分と照らし合わせて研究し、自分に合った、より
良い型を作ることにより既存の型を破ることが「破」になります。

最終的には師匠の型、そして自分自身が作り出した型から自由になり、
型から離れて行くことが「離」になるわけです。

この順番が人生にとって深い関わりがあると感じていますし、人生に
しっかりとした師匠が居ない分、自分自身で認識する必要があるわけ
です。

この先も、色々な出来事に遭遇することになりますが、そんな時にこ
そ、この『守・破・離』と言う考え方を人生に取り入れることをおす
すめ致します。

さて、世の中に成功者と呼ばれる方々がおられますよね!

私は、そんな人になりたいと憧れたものですし、そんな方がされるセ
ミナーにも多く参加して来ました。

昔から「真似るは学ぶ!」という言葉がありますが・・・

まずは成功者を真似る所からはじめ、それに近づける為に頑張った時
期がありました。

そこで、一番大切なのは、『守・破・離』で言う「守り」です。

色々な流派があるのですが、まずは師匠から徹底的に基礎を学ぶ!

素直な気持ちになり、そのまま受け取ることです。

これが「守」になります。

最近では、この大切な基礎を学ばず、いきなり我流で行く方も多いよ
うです。

型を直ぐに破っていく。

『守・破・離』の「守」を飛ばしていきなり「破」に行くということ
です。

しかし、この基礎がしっかりとしていないと良いものにならないのは、
あなたも理解できることでしょう。

学校で良く聞くのが基礎学力、建物では基礎、植物では根っこの部分
になります。

今回の『守・破・離』は、元々、師匠が弟子に基礎を教え、弟子がし
っかりとした基礎を身につけたと判断した時に、師匠が弟子に「少し
破ってみよう!」

自分なりの考えを少し取り入れて良いと許可をもらうことで、「破」
の段階にいけるのだそうです。

ここに来るだけでも流派により5年〜10年ぐらい修行を積むことに
なります。

つまり弟子が勝手に次の段階に進むことが出来ないのです。

そして、次の段階に進むことが出来ます。

基礎の上に自分流がプラスされ、それがしっかりとした型になった時、
師匠からそろそろ自分流でやっていっても良いと許可が出て、ようや
く「離」の段階に行けるわけです。

ここで弟子は、自分のオリジナルの流派を確立し、のれん分けのよう
にしっかりと独自の流派で歩んで行けるわけです。

私がここでお伝えしたいことは、『真似るは学ぶ!』を勘違いしてと
らえている方が多いように感じます。

ちょっと悪い言い方になってしまいますが、サル真似のように上辺だ
けを真似る人が増えているように思えてならないのです。

そして、上手くいかない事が出てくると、模範となる方々を責めてし
まう。

これでは、いつまで経っても成功することが出来ないのは、お分かり
頂けるのではないでしょうか?

まずは、素直に受け入れ、基礎をしっかりと学んでから、次のステッ
プに移って行くことが、必要不可欠だと思います。

是非、『守・破・離』を基本ベースに、あなたが理想とする人生を手
に入れる為に、基礎をしっかりと身につけてから応用にチャレンジし
てみましょう!

(osamu語録)

『守』=基礎をしっかり身につける!

『破』=自分流を少し取り入れてみる!

『離』=基礎+自分流で新しいものを創造する!

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