周りから良く自然体になりましょう! 自然体で行きましょう!
自然体で振舞いましょう! と聞くことがあります。
そこには本当の自分が存在し、周りから何と思われようと気にし
ないで、自分らしく生きて行くことが自然体の意味だと捉えてい
ることでしょう。
元々、自然体の語源は、柔道、武道の基本姿勢のことを言い、普
段と変わらず余計な力が入らない身体や精神の状態のことを指し、
直立不動ではなく、どちらかの足が前に出ていて力を抜いた状態
のことだそうです。
この状態を自然体の法則となり、この法則に沿って生きていくこ
とが自然体で生きる為の法則となるのです。
それでは、元々の自然体の語源を調べてみることに致しましょう!
1、柔道で自然なままで立った基本的な姿勢。 右自然体・左自
然体がある。
2、身構えたり、先入観を持ったりしないあるがままの態度。
つまり、柔道をする時、構えることが基本姿勢となります。
これを、私たちの普段の生活に置き換えると真逆になり、身構え
たり、先入観を持たない生き方になります。
例えば、相手に合わせて自分を装ったり、飾らない自分、素の自
分でいることが自然体と一般的に解釈されています。
言い換えれば、常にナチュラルな状態や姿勢、自分らしく、あり
のままに生きる!と言ったところでしょうか。
本当にそう出来ると、とても素敵なことですね!
ただ、実際には周りから好かれたい! 注目を浴びたい! 認め
てもらいたい理由で無理に笑顔を作ったり、仕事がデキルと思わ
れたいからと去勢を張ったり、相手によって態度を変えるなど一
生懸命、頑張ってしまうことの方が多いのではないでしょうか?
そこで陥りやすいのが、自分自身が分からなくなり、自分らしく
ない! こんなんじゃない! と自分を疑い責めてしまうことで
す。
やはりその場の雰囲気によって、多少、気を使わなければいけな
いこともありますし、一歩外へ出れば、社会のルールやモラル、
規律、規範があり、ある程度の枠の中で出来るだけ表現する方法
が求められます。
私たちは、人間が踏み入れたことのないジャングルで生活をして
いるわけではないですから、いかに上手く生きていくかは極自然
のことだと思います。
もう、自分を責めることは止めましょう。
置かれた環境を受け入れ、演じている自分も、それが自然体なの
だと受け取って欲しいと思います。
柔道は、道場と言う環境の中で、右自然体・左自然体が基本姿勢
である様に、あなたの置かれた環境で、それぞれ基本姿勢が変わ
るものだと考えて頂ければ良いと思います。
それが今、あなたに置かれた環境の本当の自然体だとも言えるの
です。
さて、ここまでは表面的なことを中心に取り上げて来ましたが、
一番大切なのは自分に正直に生きることだと私は思います。
それが、自分らしく、ありのままに生きることではないでしょう
か?
例えば、無人島で一人で暮らしているとします。
その場合、きっと、誰にも気を使うこともないのですから、わざ
わざ自然体でいようとは考えません。
つまり、一人で居る時の自分がそのまま自然体となるのです。
誰の目も気にせず、自由にしていることです。
それが、本来の自然体です。
社会に出れば演じることが自然、独りで過ごしている時の態度も
自然、楽しい時、悲しい時に笑ったり、泣いたりするのも自然、
それが、あなたが自分らしく自然体で生きることの本当の意味だ
と思います。
長所も短所も素晴らしい個性です。
それも、まぎれもないあなた自身です。
最後にお伝えしたいことは・・・
あなたが、どんな環境に置かれても、どんな相手でも、その時の
対応、行動があなたそのものだと言うことです。
それが自然体であると、まずは受け入れることからはじめましょう!